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◆母乳の政治経済学 |ガブリエル・パーマー
母乳の政治経済学
ガブリエル・パーマー
技術と人間 刊
発売日 1991-06
真の問題は、母親の好みや体質ではない 2004-05-20
初めての赤ちゃんを前に、何の苦もなく母乳育児を貫き通す女性は皆無ではないだろうか。哺乳類である私たちが戸惑い、傷つきながら授乳しているのは何故なのか。多くの女性・医療者は母親の体質・精神力を理由に挙げたがるが、現実には商業・経済・政治的な問題が根底にあるという。著者が語る母乳・乳児用人工乳の現実は、日本ではほとんど聞く機会がない。現代日本は、この本で語られる「市場」の典型だからだ。乳児用人工乳は一部の赤ちゃんのために発明されたが、現在は「市場」を拡大するために莫大な投資がされている。著者は有史前〜産業革命〜現代を平易な言葉で解説しながら、母乳育児をしにくい現代社会の実像を浮かび上がらせている。
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